日本企業が海外進出を行う際、事業上の成功をもたらす上で重要となるのは、事業上のコア・コンピタンスや商品・サービスの差別化要因だけにとどまらず、税制や商習慣の異なる国における「特殊事情」を踏まえた上での進め方やノウハウが重要になってきます。従来、こうしたノウハウは海外進出コンサルタントなどによって提供されてきましたが、制度・事業の進め方の違いにとどまらず、実務上の進め方まで含めて現地を理解するためには、「郷に入っては郷に従え」の言葉通り、その現地の専門家との連携が必要となってきます。そうした深い現場理解があって、制度面・事業面での違いをとらえ、的確な支援を行うことがはじめて可能になってきます。
そこで、当センターは、現在進出をしている、または検討している企業様に対し、現地を良く知るモンゴルと日本の双方の専門家による事業支援を行える機会を促進するために設置されました。また、双方の制度理解や専門性の向上のために、専門家同士による交流活動、および啓蒙・啓発活動も行ってきております。
この結果として、各企業様における個別事業が成長していくことにとどまらず、二国間の通商・交易がより活発になり、ひいては両国の永続的な発展に寄与することを、当センターの目的としております。関係各位におかれましては、こうした当センターの趣旨をご理解のうえ、事業の発展、二国間の相互交流の発展にご活用頂きますよう、お願い申し上げます。
モンゴル会計・事業支援センターは、非営利目的の任意団体として株式会社TKMコンサルティングの協力の同社内に設定されております。既に当センターの趣旨に賛同し、連携しておりますパートナーはモンゴル・日本を併せて12事業者となっております。
下記、それぞれの関係各位に対し、当センターはつぎのとおりの活動を行っております。
モンゴルに進出している企業のなかには、少なからず日々の記帳ができないでいたり毎月の業績レポートの作成が遅れたりすることが多々あります。また、その業績のレポートの精度が低く信頼性に欠けることが問題となっています。
更には、法人税の申告と納税にも影響を与えているのが現状です。
当センターでは、モンゴル税理士会(MCPTACA)の協力のもとに一定の業務品質を維持した会計事務所を紹介することを目的としています。
経理担当者のスキルを向上させたいとか、経理担当者がおこなった月次決算の信頼性を高めるために監査担当者を選任し、月次巡回監査の履行体制を作りたいとか、様々なニーズに応えるための専門家紹介を行っています。
参考
MCPTACA(MONGOLIAN CERTIFIED PUBLIC TAX ACCOUNTANTS AND CONSULTANTS ASSOCINATION)
MCPTACA was created on Dec 23, 2004 based on Mongolian-Japanese Tax Accounting research association “Kaikei” as initiated by the Ministry of Finance, General Taxation Agent, and representatives from auditing companies and businesses. MCPTACA is the member of the AOTCA.
団体名 | モンゴル会計・事業支援センター |
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